2013-11-25

Harry Potter Studio

エントランスには出演者の写真がズラリ
日曜日、ロンドン郊外にあるHarry Potter Studioにフラットメイトたちと行ってきました!
2012年にオープンしたばかりで、予約もだいぶ先まで埋まっているほどの人気です。
クリスマス仕様!
グリフィンドールの談話室も本物みたい
ロンドン郊外にありますが、電車とバスで意外とすぐに着きます。
クディッチの秘密 笑
本当に映画の中にいるみたい
Privet Drive
ハリー・ポッターのファンにはたまらない場所です!
£29(≒5000円弱)とちょっと高めですが、行く価値はありです。
夏に六本木のハリー・ポッター展にも行きましたが、スケールは比べ物になりません。
魔法の世界へ!
まさに映画で使われていたホグワーツのセット
蛙チョコをゲット
蛙チョコも食べたし、バタービールも飲んだし、大満足の休日でした。

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2013-11-18

『Development as Freedom』


本館とアホ山
 先週末、ロンドンではExperience Japan Exhibitionというイベントが開催されました。
主に日本留学に興味のある学生を対象としたもので、ICUもブースを出していたので、その手伝いをしてきました。
他大学は日本から来た先生や職員だけで行っていましたが、ICUブースにはProf. Maherと職員さんに加えて、イギリス留学中のICU生やICUに留学していたイギリス人学生が6人駆けつけました。
完全にボランティアなのにも関わらず、わざわざSheffieldから来た学生もいて、本当に愛されている大学だなと感じました。
もちろんICUはマイナーな大学なわけで、イギリスでも圧倒的に知名度では他大に負けていますが、いろいろな方に知ってもらえるいい機会になったのではないかと思います。
夜はスタッフさんも交えてみんなで飲みに行き、ICUトークで盛り上がりました。
ICUが恋しくなる1日でした 笑。
Freedom as Freedom
 さてさて、本題です。
 普段の授業では、様々な文献を読まされるので、一冊の本を丸々読むということがありませんでしたが、Reading Weekに「Development as Freedom」を読む課題が出ました。
開発学を勉強しているものの、こういった理論は毛嫌いして避けてきた僕にとっては、いい機会だと思い購入しちゃいました。
 知っている人も多いかと思いますが、ノーベル経済学賞を受賞したインド人経済学者アマルティア・センの思想がまとめられた一冊です。
経済指標を重視する開発に疑問をなげかけ、「自由」を重視した理論を展開します。
ノーベル賞受賞者の本と聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、非常に読みやすく書かれています。
開発学、経済学を学ぶ学生は、まず手に取るべき本です。
日本語訳も出版されていますが、ネットで調べてみると、かなり評判が悪いようです。
「自由と経済開発」という邦題からしてセンの思想を正しく訳せていませんが、それに加えて語訳も散見するそうです。
僕はもちろん英語版を購入したのですが、それほど難しい英語は使われていなかったので、原書を読むことをオススメします。

 センの考えには共感するばかりですが、開発独裁に関しては「うーん」と考えさせられました。
まだまだ未熟な僕は理論的に反論できるわけもないのですが、個人的には開発独裁は必ずしも否定されるべきではないと考えているからです。
ここで、センの批判する開発独裁のシンボルでもあるLee Kuan Yewの政治人生がよくまとめられた映像を紹介します。
彼はシンガポールの初代首相で、独立以来その強力な政治権力を用いて、現在の経済発展を成し遂げた人物で、アジアと西洋では価値観が違うという考えから、経済発展のための「独裁」を正当化しました。
賛否はともあれ、彼のシンガポールに与えた影響力は非常に大きく、その政治思想は興味深いので、ぜひこの映像を通して知っていただければと思います。
彼は1990年に首相の座を降りてからも、2011年まで内閣の座に留まっていました。
そのため、これが放送された2001年と現在とは多少状況が異なるものの、彼の政治思想の根底にあるものが分かると思います。
たまーに中国語だけで理解できない所もありますが、基本は英語音声+中国語字幕です。




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2013-11-11

Bath, Stonehenge and Jurassic Coast

 先週はReading Weekで授業がありませんでした。
これまでに読み切れなかったReadingを読んだり、Essayを書いたりするための休みです。
 1週間ずーっと勉強でも飽きてしまいます。
たまには息抜きも必要ということで、友人と1泊2日で世界遺産をめぐる旅行に行ってきました!
もちろん、そのほかの日はちゃーんと机に向かっていましたよ 笑。

 まずはBath
ローマ時代に温泉の街として栄え、「温泉」の語源にもなったのだとか。
朝5時半にロンドンを出発し、電車に揺られること1時間30分。
ダーク・カラーがメインのロンドンとは対照的に、ハチミツ色の建物が多く、きれいな街並みでした。
そして、偶然にもイギリス王室の方(誰かは忘れました 笑)を見ることもできました!
夜も明けぬうちに到着
建築は白が基調
朝早いので人影も少ない
The Circus
Royal Crescent
Bath Abbey(左)とThe Roman Baths(右)
The Roman Baths, とってもきれいでした
温泉を飲むこともできます(マズイです)
イギリス王室の列
ハチミツ色の建物と緑がよく合います
  続いてSailsburyへ列車で移動。
あの世界遺産ストーンヘンジ観光の起点になる街です。
鉄道の駅から、きれいな田舎風景を楽しみながら、バスで30分くらい行った所にストーンヘンジはあります。
到着したらちょうどその日の最終便がありました
広大な草原の中に佇むストーンヘンジ
なんとも不思議な遺跡です
ストーンヘンジそのものに加え、
まわりの風景もすごくきれいでした
夜はSailsburyに宿泊
やはりロンドンと比べるとどの街も見どころは少ないですね
久々のご馳走だ!笑
宿泊したホステルは築200年
  2日目は世界遺産Jurassic Coastへ!
のはずでしたが、列車でJurassic Coast観光の起点Exeterに着くやいなや問題が発覚…
Exeterから、帰りのバスが出るPooleまでのバスが、到着した時点ですでに1本しかなく、途中下車できないことが分かったのです。
そこで仕方なく、Jurassic Coast観光は諦め、ExeterWeymouthを観光することにしました。
街によって雰囲気が違っておもしろい
Exeterはヨーロッパ感が漂います
Exeter Cathedral
その大きさは圧巻です
残念ながらこの日は、中には入れませんでした

小さな街です
どことなくドイツのような感じでした
海岸沿いの街をつなぐX53番バスで移動
基本は車内から景色を見るだけ…笑
本当にきれいでした
Weymouthに到着!
夕焼けが海に映えていい感じ
この景色はサイコ―でした
街並みはどこかスペインやフランスのような感じ?
ちょっとだけ夜景も楽しめました
丸々2日間楽しんで、最後はWeymouthから列車でPooleへ。
そこからバスでロンドンへ帰ります。
寮に着いたのが夜の11時、もうヘトヘトです。
しかし、思いっきり楽しむことができました!
さーて、また勉強漬けの1週間が始まります。

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2013-11-03

ストライキで休講!

大学エントランスでの抗議
  先週の木曜日は、イギリス全国で大学職員によるストライキが行われ、学校は休みになりました。
ストライキに参加しない教授は授業を行うため、完全に休講というわけではありませんが、大半の職員は出勤せず、大学の機能は1日麻痺していました。
当日、SOASに行ってみると、大学の入口では大学関係者たち(失業者らしき人、ホームレスも混ざっていましたが)が、プラカードやバイオリン演奏、スピーチなどで、政府に対する抗議をしていました。
一部のトップが高額な給料をもらい続ける一方で、多くの職員の給料は2008年から年々下がっており、待遇改善を訴えたものです。
 僕は図書館に行こうと思って、大学に入ろうとするのですが、ストライキ集団はそれをとめようとします。
ただ授業料も何もこっちの大学に収めていない僕にとっては、正直関係のない話。
無視して大学に入るわけですが、図書館に入ると、そこにいるのは警備員だけ。
全てセルフサービスになっています。
隣のIOEのStudent Union Bar "Arm your brain with beer"
 本来はこの日、プレゼンをするはずだったのです。
僕の場合、他の学生よりも時間がかかるので、早めに準備に取り掛かっていたのが裏目に出ました…
他の授業よりも優先して準備をしていたのですが、直前になって教授から「ストライキに参加するので、チュートリアルはキャンセルになります」という連絡が入りました。
延期ではなく、完全にキャンセルですよ!
もう最悪です。
ちなみに、その日の夕方の別の授業はありました。
 日本では、大学職員が仕事をボイコットはもちろん、その他の仕事でも滅多にストライキなど起こりません。
イギリスらしいと言えば、そうだと思います。
ストライキに参加すればその分の給料は引かれるわけで(イギリスもですよね?)、そこまでして自分の要求を訴えるというのは、すごいことだと思います。
ただ、それがいくら正当な権利だとはいえ、大学職員が、しかも大学の教授が、授業をボイコットするのはいかがなものかとも思います。
大学近くの教会
 資料を見たことがないので、正確なことは分かりませんが、大学職員(クリーナーさんなどは別ですが)ともなれば、それなりに社会的地位は高く、給料も決して悪くないはずです。
学校の近くだけでもホームレスや失業者らしき人たちをたくさん見かけるような中で、自分たちの給料を上げろという要求で仕事をボイコットするという手段にまで出るのは、あまり正当化できないのではないかと思うのです。
イギリスの財政状況は厳しいわけで、ならば高所得層よりも低所得層のための取り組みが優先されるべきです。
実際されているのかは知りませんが…
ストライキというのは、彼らも認める通り、あくまで最終手段。
しかし、イギリスは簡単にストライキという手段を選んでいるような印象を受けます。
特に大学が機能しなければ、学生に被害が及ぶのです(職員の給料がでなくても、学生の授業料は返って来ません)。
授業をボイコットせず、大規模なデモや集会を開くのでも、効果はさほど変わらないのでは。
 そう考えるのも日本人だからでしょうか。
とりあえず、僕はプレゼンが教授の一方的な都合でキャンセルされたことに、かなーり不満を抱いています。

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