2014-03-31

ICU卒業生の講演へ


卒業式、入学式の時期がやってきました。
ICUでも卒業式が先週あり、Facebookにみんなが上げてくれる写真を見ていました。
帰国したときには14の先輩(ICUでは卒業年度で学年を表します)がいないのかと思うと、寂しい気持ちになります。
そして、ついに自分もいよいよ最終学年なわけです。
(夏の就活がうまくいけば)あと1年で卒業…。
本当にあっという間だなと思います。
たまに「あー、卒業しないで、ずっと学生やっていたいなー」なんてふと思います 笑。

ICUは昨年で献学60周年を迎えましたが、その卒業生はようやく2万人を超えたという、とても小規模な大学です。
2万人なんて、そこら辺の大学なら1年~数年で出してしまう数ですからね。
そのため、全国的な知名度は低く、大学名を言っても知らないということがしばしばです。
学校名を教えた後に、「あ、バカなとこなんだな。聞いて悪かったな。」みたいな反応されると本当にムカつきます 笑。
でも、僕はブランドが無くてもICUが大好きですし、調べてみると案外いろいろな所で活躍されている方がいる方がいて、ちょっぴり誇らしいものです。
有名どころだと、平井一夫さん(SONY社長兼CEO)、松岡佑子さん(ハリポタの翻訳者)、秋山豊寛(日本初の宇宙飛行士)、渡辺真理さん(アナウンサー)など。
その他にも、学者や国際機関関係者、芸術家など幅広い分野で活躍されています。

そして、昨日のIDDP勉強会(以前にも何度か紹介しています)では、ソーシャル・ビジネスで活躍されているICUのOG、渡邉さやかさんにご講演頂きました。
彼女は現在、一般社団法人 re:terraの代表として、日本の地域活性事業、途上国ビジネス開発事業、人財事業と多岐にわたってビジネスを展開されています。
ソーシャル・ビジネスというのは、単に利益を上げることだけを追求するのではなく、社会問題の解決を主な目的としている点で、通常の企業とは異なります。
去年には、ICUでコペルニク代表の中村さんのお話を伺いました(コペルニクの詳細はこちらの連載を参照してください)。
コペルニクもre:terraと似ていて、利益を追求しながらも、低所得者層の生活水準向上を目指すビジネス展開を行っています(BOPビジネス)。
中村さんの講演に参加して以来、僕はソーシャル・ビジネスやBOPビジネスというものに興味を持っており、今回の渡邊さんの講演も有意義な時間でした。
講演の詳しい内容はIDDPのWEBに後日掲載されますので、そちらをご覧ください。

こうしたビジネスは、今後の開発の現場でどんどん活発になっていくはずです。
多くの人が「開発援助・国際協力=無償支援・助けてあげる」というイメージを持っていると思います。
しかし、開発関連の仕事をしている方が口をそろえて言うのは、上から目線ではそれはそこに住む人たちのためになっていないということ。
そして、無償支援では持続性に関する疑問や援助依存という問題があります。
決して国際機関やNPOの活動を否定するわけではありません。
無償支援だって必要だし、巨大組織によって行われなければならない事業(道路の整備など)もあります。
ただ、それらに加えてビジネスという要素が加わると、先に述べた問題の解決への糸口が見えてくるのではと思うのです。
お金を取るからには売れなければならない…そのためには、現地のニーズに応える必要があります。
お金を取られるなら、大事に使うし、また現地で事業展開をすれば雇用も生まれます。
よく井戸を作ったはいいが支援が引くと放置された、というような事例を見ます。
もし、これをビジネスにしたなら、井戸を管理する人を雇えるし、さらに他のビジネスへと派生していく可能性も生まれます。
また、現地に眠っていた文化やモノの価値の再発見にもつながるかもしれません。
このように、re:terraやコペルニクが行うビジネスには、いままでのビジネス・モデルとは異なるポテンシャルがたくさんあり、とても興味深いのです。
こちらに来て気付いたのが、開発学へのアプローチ方法の多用さ。
このように経済学や経営学からのアプローチもあれば、人類学、政治学、法学などあらゆる分野が開発とリンクしているのです。
これも開発学の面白さの1つだと思います。

ただ、渡邊さんにしても、中村さんにしても、彼女たちがやっていることは、なかなか真似できるものではないなと感じます。
そもそも、安定した職を辞して起業(しかも利益が出るかもわからない団体を)するのには、相当のモチベーションと勇気、決断力が必要です。
そして、いざ立ち上げても、続く失敗や困難を乗り越える根気強さ。
自分の目指すものを実現するのってそう容易ではないですね。
しかも、開発の道を行くとなると、本当にあちこちを転々として、安定しないわけですから。
さて、チキンな僕にはそんなことができるのか…笑。
いまでこそマスターに行きたいと言っていますが、まず就職した時点で安定した道を選んでしまうのではないか、とも半面思っています。
勉強も大事ですが、精神も鍛えないとなー 笑。

そういえば話は全く変わりますが、また今日からサマータイムになりました。
日本との時差は8時間です。
おかげで6時間後にかけたはずのアラームが、5時間後に鳴ってしまったため、今日は寝不足な1日でした…。
ちゃんと考えて土日に設定してくれているので、寝坊で遅刻とかにはなりませんが…。

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2014-03-25

おカネの話

ロンドンでは色々なところで市場も開かれています
せっかく春になったと思ったら逆戻り。
ロンドンはここ何日か少し肌寒い日が続いています。

休暇中なので、投稿頻度上げられればなと思っています。
今回はおカネの話です 笑。
留学するにあたって知りたいことの1つに現地での生活費を挙げる人も多いかと思いますが、こういう情報は少ないと思うので。
ただ生活スタイルでかなり違いは出てくるので、あくまで参考程度に見てくださればと思います。
ちなみに今現在の両替レートは1ポンド≒170円です。
2年前は120円台だったのにね…。
寮から1番近いスーパー(日本のコンビニに近いかも)
交換留学制度を利用している僕は、在籍しているICUに授業料等を納めることで、留学先SOASの授業料は免除されています。
イギリスは国立大学でも授業料が高く、SOASは約260万円/年(外国人学生)なので、100万円ほどお得に留学していることになります。
しかし、こちらで生活していると常にお金のことが気になってしまいます。
というのも、ここロンドンは家賃から食料まであらゆるものの価格が、東京はもちろんイギリスの他都市と比較してもバカ高いのです。
先日イングランド北部の友達のところへ遊びに行ったら、その物価の安さに驚かされました。
しかも、日本では消費税が8%に上がると騒いでいますが、イギリスは20%と割高です。
これに最近の円安が加わり、ロンドンにいる日本人留学生は大変苦しめられています。
こちらでは個人商店が24h営業でコンビニの役目を果たしています
まず、僕はSOAS生専用の寮に住んでいます。
En-suite(シャワー・トイレ付の個室)で、キッチンは6~7人のフラットメイトと共有です。
Harry Potterの「9と3/4番線」で有名なKing’s Crossからすぐ近くに立地しており、交通の便はとても良いです。
が、気になるお値段は、なんと1週間143ポンド!
最初にこの値段を見たときは驚きましたが、ロンドンの他の大学に留学している友達に聞いてみると、これは安い方らしいです。
恐るべしロンドンの地価…。
頂いている奨学金は寮費に充てさせてもらっていますが、ほとんどがそれで消えてしまうのは悲しいものです。

そして、こちらでは1ポンドが日本の100円といった感覚です(つまり、日本で100円で買えるものが、こちらでは1ポンド)。
£1ショップがあったり、お店ではよく「Only 1 Pound」といった広告を見たりしますが、日本円で考えると170円もするわけで、僕らからすれば決して安くはありません。
留学当初はいちいち日本円に換算していましたが、それをしていると何もかもが高く感じられて買い物ができなくなってしまうので、いまはこちらの感覚を覚えてきました。
日本に帰ったら、東京の物価さえ安く感じてしまうんでしょうね。
王室御用達のスーパーWaitroseと庶民派スーパーSainsbury's
ロンドンは多くのお店でクレジットカードが使えるので、僕は現金をほとんど使わず、両替手数料の安いカードをメインに使っています。
カードだと金銭感覚がなくなってしまうので、家計簿をつけるようにしているのですが、今回ロンドンに来た9月~1月までの平均出費を計算してみました。

最初の生活用品調達や旅行代を除くと、だいたい1ヶ月30,000円。
思ったより安いと思われたかもしれませんが、それは僕の生活がかなーり質素だから 笑。
僕は料理ができないのでいつも超簡単な自炊で済ましているので、しっかり自分で料理をする人は倍弱くらいになるかもしれないです。
外食は週に1回程度。
外で食べるとメイン1品頼むだけで基本8~10ポンドはします。
お酒もバーで飲めば、ビールで3~4ポンド、カクテルは6~9ポンドくらいしますので、そんなにたくさんは飲めません。
日本の居酒屋の食べ放題、飲み放題が恋しくて堪らないです。
さらに交通費も高くZone1内(ここから出ることはほとんどありません)を移動する際、バスは1.40ポンド、チューブだと2.10ポンド。
ロンドン中心部はそれほど広くないので、3,40分歩いて交通費を浮かせるのもしばしばです 笑。
食品や日用品もほとんどが日本より高めです。
しかし、Sainsbury’sやTESCOといった大手スーパーのオリジナル商品は破格で(もちろん低クォリティですが)、日本よりも断然安かったりするので、うまく工夫さえすれば出費は抑えられます。
SOAS前ではいつも宗教団体がフリーランチを配ってくれます
こちらでは日本にいる時よりも遊びに行くことが減ったので、その分の出費が減ったものの、生活費はどうしても東京より高くついてしまいます。
文句ばかり言っても解決することではないですし、便利な大都市に住んだ人の宿命。
倹約生活を身につける良い機会だと考えて、残り3ヶ月を生き延びたいと思います 笑。

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2014-03-21

SOASでの授業が終わりました

Essayに追われる毎日…
今日、SOASでの全授業が終了しました。
3学期中の2学期が終わったわけですが、来学期は補講を除くと試験だけなので、授業自体はもうありません。
ただよりによって今日はクリーナー・ストライキのため、実質的には昨日が最後でした…。
なんともイギリスらしい締めくくりです 笑。

 しかし、これで「やったー!イースター休暇だ!」とうかうか遊んでもいられないのが現実です。
もちろん旅行に行ったりもしますが、それ以外は図書館に通う日々が続きそうです。
課題のEssayをやらなければいけないし、何よりExamの準備も始めなければならないからです。
SOASは3学期制で、1,2学期は授業のみ、それらのExamがまとめて5月に行われます。
そのため、前期の記憶は薄れているし、範囲は多いしで大変なのです。
さらにはExamの成績における比率が高く、僕は通年(つまり1学期と2学期共通)の授業を4つ受講していますが、どのクラスも評価の80%がExamに置かれています。
残りの20%は1,2学期のEssayなので、出席やプレゼンテーションは加味されることがなく、成績はほぼ最後のExamで決まると言っても過言ではありません。
ここが授業でのコミットメントも評価されるアメリカや日本の大学との大きな違いかもしれません。
ただ僕は通年の授業しか取っていなかったので、Examも4つしかなくまだ楽な方。
1,2学期で別の授業を取ると6つあったりして、かわいそうです。
メイン・キャンパスの最寄Russel Square
通学路
そんなわけで、今回はSOASでの授業を振り返ってみようと思います。
まずは得られたことから。
 やはり1番は知識でしょう。
自分の知識の浅さが本当によくわかったと同時に、基礎から開発学を学ぶことができたのが最大の成果だったと感じています。
授業の質が高いことは以前にも書きましたが、とりあえず大量にReadingが課されます。
他大学の友達と比較するとICUも課題は多い方だと思いますが、日本の大学とは比べ物にならない量です。
当然、全てを読むことはできませんが、クオリティー重視でできる限り読みこなすように心がけました。
著名な研究者の論文から理論、ケース・スタディまで、様々な資料に触れることで、幅広く知識を吸収できました。
残念なことに僕は短期記憶はいいのですが、時間が経つとすぐ忘れてしまい、完全に身に付いたと言えるのはごくわずかかもしれませんが、それでも日本にいたときよりは遥かに成長しました。
そして、自分の弱点も見つけることができました。
僕は理論というものが嫌いでいままで避けてきたのですが、この欠落が致命的だということに気付かされました。
ICUでは自分のメジャーでさえ理論を深く学ばなくとも、他のクラスで単位を取って卒業することはできますが、SOASではケース・スタディと同時に理論も多く取り扱われます。
だから、チュートリアルでもこちらの学生の発言には説得力があるのです。
もちろん理論が全てではありませんが、どの学問をやるにせよ、ベースになることは間違いないです。
さらには、経済や統計の知識も足りないと実感しました。
開発関連の資料をしっかり理解するにはこれらの知識が不可欠で、大変苦労しました。
たった1年の留学なのでできること、得られることは限られていましたが、こうして自分のこれからやるべきことがわかった点も大きな収穫です。
留学をする方へのアドバイスとして、自分の学ぶ予定の分野の基礎や理論は軽くでも事前におさらいしておくと、留学をより実り多いものにしてくれると思います。

 これに伴って、英語への抵抗もかなり減りました。
昔から英語が得意なため、よく英語が大好きだと勘違いされるのですが、決してそんなことはありません 笑。
僕はまだまだネイティブには程遠いですから、日常会話ならともかく、第2言語で学術書や論文を読むのは辛いんです…。
しかも、それが大量となると逃げたくなります。
ICUでもE開講(英語による授業)で、英文レポートを書くことはよくありますが、だいたい日本語文献も使って楽をしていました。
しかし、留学したからには逃げるわけにも行きません(たまには逃避してましたが 笑)。
毎日毎日英文と格闘しなければなりません。
Essayも日本語文献は使わないと自分に誓い、情報収集から全て英語でやるように心がけました。
そんなこんなで半年以上過ごしていると、語学力の飛躍的な伸びこそ感じないものの、英語への耐性は明らかに付きました。
帰国後は卒論に取りかからなければならないので、これは大いに役立つと期待しています。
そうだ、そろそろ卒論のテーマ決めなければ…。
キャンパス近くには大英博物館があります
教科書にも載っているロゼッタ・ストーンには人だかり
反省していることももちろんあります。
ところどころで怠けてしまった点は喝ッ!です。
いくらやりたい学問だとしても、勉強は辛いもの。
こちらではバイトをしておらず、遊びに行くことも少なくなったし、完全に勉強中心の生活で、飽きてしまったという面も少なからずありました。
ですが、ただでさえ限られた時間なのに、無駄にしてしまったことを少し悔やんでいます。
Essayも1学期の反省を踏まえて、今学期はもっと計画的にやるつもりだったのですが、結局締切に追われる状態。
もっと自分に厳しくありたかったですね。

 それから、チュートリアルやセミナーで、もっと積極的にコミットすれば良かったと思っています。
発言内容以前に自分の英語に自信を持てないという点を最後まで克服することができなかったのが悔やまれます。
一応(常にというとウソになりますが)、積極的に発言するという心構えではいたのですが、ペラペラ英語を操る他の学生の中で、たくさん発言する勇気はなく、控えてしまうことが多くありました。
日常会話では特に気にすることもないのですが、アカデミックになると難しい語彙を使わなければいけないし、皆が自分の発言に耳を傾けるので、どうしても自分の下手な英語で恥かいたらどうしようという不安が払しょくできなかったのです。
自分らしくないなと思いますが…笑。
授業にコミットすればするだけ得られるものも大きくなります。
ですから、ぜひこれから留学する方は、僕みたいな心配をせずに堂々と発言してください!
詰まったり、困ったりしたら、教授や友達が助け船を出してくれるので、変なプライドは捨てた方が自分のためです。
第一、留学生の多いSOASですから英語力でバカにされるなんてありません。
まあ、それがわかっていても自分は無駄にプライドを捨てられなかったわけですが 笑。
広くて全部見て回るのは大変です
 1年って本当にあっと言う間です。
帰りたくないという気持ちが日に日に増しています。
ロンドンからは出たいし、日本の友達と飲みに行ったりもしたいですが…。
留学して、SOASで学んで得られたことは想像以上に大きかったです。
これから開発学を学び、開発の世界に入っていく上で、大事なベースになることは間違いありません。
こうして留学という機会を与えてもらったことには感謝してもしきれません。
さーて、明日からまずは残りのEssayを頑張ります。

 今回は授業に絞りましたが、もう少し帰国が近づいたらイギリス留学全体も振り返ってみようかと思います。
ちなみに、6月18日に帰国することが決定しました!
就活前の束の間の休息ということで、あえてホー・チ・ミンで1日遊んで帰ります。

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2014-03-07

Newcastle and Durham

Durham Cathedral
こちらでの授業も残すところ2週間となりました。
Essayに追われている真っ只中です…。
そして、いまアメリカに留学中のセクメがイギリスに遊びに来てくれています!
さて、今回は前回の続きです。
全く機能していない自動改札 笑
旅行2日目の夕方、Newcastleに留学中のもう1人のセクメのところに到着しました。
ロンドンでは地下鉄のことをTubeと呼びますが、NewcastleはMetroだそうです。
何より驚いたのが改札!
切符を買ったものの、改札にどう入れるのか、かざすのかわからず、周囲をキョロキョロ。
すると他の人は何もせずに構内へ。
「そうか!出るときに出すパターンか。」と思って、到着後改札で苦戦するも結局分からず…。
ちょうど迎えに来てくれていたセクメが、切符は必要ないと教えてくれました。
「え。」
そう、なんと自動改札は設置されているものの、全く機能しておらず、切符なしで入れちゃうんですね!
さすがイギリス・クオリティ。
ただし、無賃で乗ったのがばれれば罰金ですので、しっかり買いましょう(ロンドンのTubeより安いですし)。
 夜にはLeedsのセクメも到着し、久々に3人揃ってバーでお酒を飲みました。
掘り出し物がありそう!
海はいいですねー!
あいにくの天気…
翌日はあいにくの雨でしたが、3人でTynemouthに行きました。
駅でやっているバザーを見て回ってから、ちょっとした遺跡を見学。
Newcastleは海のある街できれいです。
晴れだったらもっとよかったんですけどね。
メイン・ストリート
歴史的な建物もあります
物価はロンドンより遥かに安い!
スコーンは大好物です
ロンドンから出て感動するのは、その物価の安さです 笑。
ロンドンは最近の円安も加わり非常に高くいので、あらゆるものが安く感じられます。
それと大型のショッピング・センターがあるのも羨ましいです。
もちろんロンドンにはいろーんなお店があります。
しかし、それらが1ヶ所に集まったショッピング・センターはあまりないのです…。
 そして、この日の夜はSkypeで、日本やアメリカ、オランダにいる他のセクメともつながり、久々にみんなで盛り上がりました。
日本は早朝なのにもかかわらず、半分くらいが集まってくれて、楽しい時間でした。
本当にセクメって大切な存在です。
Durhamへやって来た!
Durham Cathedral
見たことが…?そう、ホグワーツです!
かわいい街並み
久しぶりの快晴でした
旅行最終日は、みんなで世界遺産の街Durhamを訪れました。
Newcastleから電車ですぐです。
この日は久々に青空が広がる、気持ち良い天気でした。
街自体はすごく小さいのですが、Durham CathedralとDurham Castleという2つの世界遺産を持つ街だけあり、きれいな街並みです。
日曜の朝だったので、大聖堂ではミサを見ることもできました。
そして、なにより興奮したのが、大聖堂の回廊!
写真に見覚えのある方も多いかと思いますが、なんとここはハリー・ポッターに登場するホグワーツのロケ地なのです。
まさに映画の中にいるかのような感覚。
思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
Durham Castle
現在はDurham University
世界遺産に住んで、勉強するなんて羨ましい!
最後にDurham Castleのツアーに参加しました。
4ポンドくらいの料金がかかるツアーでないと内部は見学出来ませんが、内部は見る価値ありです。
現在はDurham Universityの一部となっていて、実際に学生が住んでいたり、勉強したりしているのです。
世界遺産で学ぶなんて羨ましいですね。
そして、ここの食堂がハリー・ポッターに登場する食堂のモデルになったとか。
撮影は学業に支障がでるということで許可されなかったようですが…。
イギリスどこに行ってもハリポタです 笑。
あれ、でも冬にいったOxfordのChrist Churchの食堂(記事参照)もハリポタのモデルですとか言ってたな。
果たして真相はどうなのでしょうか?笑

 こうしてセクメとの濃ーい4日間はあっという間に過ぎてしまいました。
帰国したくないけど、早く帰りたい 笑。
とりあえず早くICUの友達に会いたいですね。

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2014-03-02

Leeds and York

ロンドンに桜があるとは知りませんでした
いつの間にか春になっていました
今年ロンドンは暖冬らしく、雪が降らないまま、春を迎えようとしています。
青空の見える日が多くなり、日もだいぶ長くなってきました。
街中では桜が満開です。
日本のように大きな桜の木が並んでいるというわけではなく、公園や沿道にポツンと咲いているだけですが、まさかロンドンでこんな身近なところに桜があるとは思っていなかったので、ちょっぴり嬉しくなりました。
Leeds Town Hall
City Square
さて、2月の中旬にReading Weekがあったので、3泊5日でイングランド北部を旅してきました。
行き先は、Leeds、York、Newcastle、そしてDurhamです。
旅行とはいっても、今回の目的は、同じくイギリスに留学しているセクメ(意味は前回の記事参照)2人に会うことでした。
写真の量が多くなってしまうので、2回に分けて紹介します。
まずはLeedsとYorkです。
 ロンドンのVictoria Coach Stationからバスで揺られること4時間…昼過ぎに最初の目的地Leedsに到着です。
Coach StationではUniversity of Leedsに留学中のセクメが出迎えてくれました。
出国してから半年、久々で本当に嬉しかった!
小さいけどきれいな街でした
Royal Aemouries Museumにあるギネス認定「世界最大の動物用の鎧」
イギリス一美しいショッピングセンターVictoria Quarter
彼女が授業に出ている間、僕は1人で街を散策。
それほど見どころは多くありませんが、ショッピングセンターがたくさんあって賑わっていました。
買いたい物もあったのですが、なんせ嵩張るので我慢。
イギリスはの都市は、ロンドン(東京と比べれば大きくありませんが)を除くと小さい所ばかりです。
それを考えると、全国あちこちに大都市がある日本はスゴイなと思います。
 そして、夜はなんと手料理を振る舞ってもらいました!
イギリスに来て初めての味噌汁…落ち着きますねー 笑。
もちろん彼女の部屋で寝かせてもらうので、宿代もかからず安旅です。
Yorkの街は城壁に囲まれています
天気が悪く、川もかなり濁っていました…
中世の雰囲気漂う街並み
2日目は、Leedsからバスで1時間ほどの所に位置する、Yorkへ行きました。
彼女は授業があるので、1人で観光です。
最大の見どころは、何と言ってもYork Minster。
13世紀初頭から250年もかけて建てられたというイギリス最大のゴシック建築だそうで、その迫力には圧倒されます。
カンタベリー聖堂に次ぐ、イギリスで2番目に格式のある大聖堂です。
外見もさることながら、内装もとてもきれいです。
残念ながら、メインである世界最大級のステンドグラスは修復工事中でしたが、その他のグラスも見ごたえがあります。
York Minster
ステンドグラスは必見
イギリスで2番目に格式があるということで、内装も豪華でした
おとぎ話の世界の様な街並みShambles
見どころは多いものの、コンパクトで回りやすいです
あちらこちらに歴史的は建物が残っていて、イギリスでも有数の美しさと言えるのではないでしょうか。
ちなみにこの日のランチはマクドナルド 笑。
本当は美味しいところに入ろうと思っていたのですが、急に雨に降られたのと、マックの看板を見て食べたくなってしまったので…。
National Railway Museumは世界最大級の鉄道博物館
新幹線の中は日本の電車の匂いがして感動!笑
ハリー・ポッターのファンには嬉しいHogwarts Express
予約した鉄道まで時間が余ったので、最後に国立鉄道博物館に行きました。
僕は全く鉄道に興味がないのですが、世界最大級ということで、王室専用列車をはじめ様々なコレクションがあり、十分楽しむことができました。
なにより興奮したのが、Hogwarts Express!
ふらふら歩いていたらたまたま見つけて、ハリー・ポッター好きの僕はうきうきしました 笑。
そして、日本が誇る新幹線も展示されていましたよ!
実際に使用されていた車両が展示されていて、車内には日本の電車の匂いまで残っていました。
ちなみに、この博物館は、わが地元である埼玉の鉄道博物館と姉妹協定を結んでいるそうで、親近感が湧きました。
 LeedsとYorkを満喫した後は、Newcastleに留学中のセクメの所へと向かいます。
Leedsですでにあったセクメもそちらでまた合流し、ついにイギリスに留学している3人全員が集合です!