2014-06-28

「多様性」の街、ロンドン

写真はLondon Zoo
みなさんお久しぶりです。
ちょうど10日前の18日、日本に帰国しました!
就活などで忙しくて更新できていなかったのですが、少し落ち着いてきたので、久々の更新です!
泳いでるペンギンがいなくて残念
イギリスは先進国とはいえ、物質的な面ではやはり日本には劣っているのが現実。
だから、ロンドンの生活も何かと不便で、僕を含め多くの日本人の友人は文句を言っていました 笑。
しかし、もちろん良い点も少なからずあるので、今日はそこに焦点を当てて書こうと思います。
珍しい動物はいません 笑
良い笑顔!
ロンドンの特徴は、その「多様性」にあると思います。
東京に戻ってきて早速感じたのもそれです。
国際空港であるはずの成田空港でさえ、日本人ばっか。
その点、ロンドンは非常に多様な人種が混ざって街が構成されています。
外を歩けば、白人、黒人、ヒスパニック、インディアン、アジア系などなど本当にごちゃごちゃしてますし、英語以外にもスペイン語やら中国語やらが聞こえてきて、まさに世界の縮図です。
残念ながら完全に差別がないわけではありません。
日本人の友人から、アジア人ということで差別を受けたという話を聞いたともあります。
しかし、そういった例は稀。
これだけ多様な環境なので、自分が外国人として扱われることがほとんどない、というのが過ごしやすいポイントだと思います。
ロンドンで生活していて、そこそこ英語を話せれば、普段の生活の中で外国人として奇異の目で見られることはありません。
だから、道だって普通に聞かれますし、ロンドンに長く住んでいること前提で話が進むことも多々あります。
日本だとまだまだ外国人に対しては特別な目で見てしまいがち。
そういった点で、ロンドンは誰にでも優しい街だと思います。
もちろんこの要因には、世界共通語である英語が国語だというのもあるとは思いますが。
イギリスでよく見る光景
「多様性」は別に人種だけの問題ではありません。
性の多様性についても非常に寛容な国だなと感じました。
そんなしょっちゅうではありませんが、街中で同性カップルを見かけることは普通に有ります。
僕の寮から学校までの通学路でもよく見かけたのですが、周りの人は特に気にすることもなく、イギリスでは完全に受け入れられてるんだなという印象を受けました。
こんな男性同士が手をつないで歩く姿なんか日本では見たことないですからね(アラブ諸国とかは普通にありますが)。
1年もそんな環境で過ごしていると、自分にとっても珍しいものではなくなってきました。
ただエスカレーターでいきなり前の男性カップルがキスしだしたときは困りましたが…笑。
ちなみに、SOHOっていう繁華街があるんですが、そこは美味しいレストランが集まっている場所であると同時にゲイ・タウンでもあるらしく、レインボー・フラッグをたくさん目にしました。
ハリポタ「賢者の石」にも登場している動物園です
このように、ロンドンはあらゆる人が集う街で、自分と違うからといって差別されることはごくごく稀です。
この多様性を尊重する環境って本当に素晴らしいと思います。
日本もどんどん見習っていくべきですね。

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2014-06-12

ロンドンへBack Home

ついにトルコとお別れの時
テストが終わったら今度は就活で、なかなか暇がなく、ブログの更新もできていません…。
とりあえずこれでトルコは終了!
来週初めには、ホーチミン経由で日本に帰ります。
本当に9ヶ月はあっという間でした!
最近はもはやり「留学記」ではなく、「旅行記」になってしまっているので、帰国してからも暇見つけて、留学のこと書いていきます!
空港まではトラムと地下鉄で
一晩を空港で明かします
さて、いよいよ帰国。
フライト自体は6時過ぎなのですが、夜中だとトラムやメトロがなくなってしまうので、午前0時ごろから空港で時間を潰していました。
本来は15時頃のいい時間帯だったのに…。

Ataturk Airportは24時間営業らしく、真夜中でもフライトがたくさんありました。
まだチェックインもできないので、空港内のWi-Fiの使えるカフェに居座っていました。
Sprite1缶が400円とかするボッタクリのカフェです。
空港だから仕方ないですが。
睡魔と闘うこと4時間、ようやくチェックイン・カウンターが空きました。
しかし、よくあることですが、重量オーバーの乗客が相次いで、列がなかなか進まず。
みんな飛行機初めてじゃないでしょ?

荷物の量と重さくらい守ってください、他の人の迷惑です!
その後は超ゆるーい出国審査を通過して、30分ほど時間があったので、スタバで一服。
名前言っても案の定分かってもらえず、カップに書いてくれたのはただのスマイル・マーク。
トルコでは英語があまり通じないのは不便でしたが、アルファベットさえまともに通じないことで、さらに苦労しました。
名前などを1文字ずつ教えても、トルコ語のアルファベットの発音に変換されてしまって、意味不明な文字列が出来上がります。

せめて英語のアルファベットくらいはマスターしてもらいたいもの。
出国ロビーは結構充実しています
シンプルだけど、美味しかったです
カードが使えずに、のどカラカラ
眠さマックスの僕は、搭乗した瞬間に爆睡。
離陸も着陸も全く気が付かないくらいでした。
そんなわけで機内サービスの飲み物(イスタンブール―キエフ間は水だけ)を逃して、キエフに着いた時には喉がカラカラ。
トランスファーの手続きを済ませ、キオスクへ水を買いに行きました。
が、クレジットカードを読み取る機械が壊れていて、ウクライナの通貨かユーロの現金しか受け付けないと言われてしまいました。
ポンドしか持っていない僕は結局購入できず、飴をなめてなんとかしのぎました 笑。
液体物の機内持ち込み禁止って、本当に不便ですよね。
それに国際空港たるもの、クレジットカード使えて、給水器だって備え付けてくださいよ!


そんなこんなでロンドンに戻り、テスト期間に突入したとさ。
(雑な締めでゴメンナサイ)

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2014-06-08

イスタンブール観光②

ライトアップされたブルーモスク
ビジネスクラスみたい
前に書いたように、イズミル―イスタンブール間は、お気に入りのPAMUKKALEで移動です。
やはりこの選択は大正解でした。
なんとシートが1列に3つしかなく(しかも僕は1席だけの方)、横幅も前後間隔も飛行機のビジネスクラス並みの広さ。
Wi-Fiもさくさくつながるし、その他のサービスも相変わらずいいし、前回のバスよりもさらに快適な旅でした。
そして、1つ発見がありました。
バスにはたいてい運転手と乗務員2人がいるのですが、ときどき乗務員の1人が見当たらないということがあります。
不思議に思っていたのですが、どうやらバスの下に仮眠室があるみたいなんです。
入口の階段わきにある小さい扉を開けて、もぐりこんでいく乗務員を目撃しました。
乗務員よりも、運転手を交代させてあげてよって感じですが…。
アヤソフィア博物館
様々な宗教の雰囲気が残っています
すーごくでかい!
【3日目】
イスタンブール前半は新市街を中心に回ったので、後半は旧市街の中心部のホステルに泊まって残りの名所を回っていきます。
まずはアヤソフィア博物館からスタートです。
ビザンツ建築の最高傑作と言われるだけあって、建物は立派だし、内部のモザイクもとてもきれいです。
キリスト教会→ギリシア正教→イスラーム教と様々な宗教に利用されてきたアヤソフィアにはその名残があって面白いです。
中にある聖母マリアの手形には長蛇の列ができていました。
入場に長蛇の列
いよいよ「入城」!
タイルがきれい
色々な様式の建物があります
宮殿っぽい
ここからの見晴らしはサイコー!
続いてもイスタンブール最大の見所の1つトプカプ宮殿へ。
オスマン朝の中心であった宮殿は、かなーり広大な敷地で、立派な建物がいくつも建っています。
特に人気なのがハレム。
タイル張りの内装はとても美しく、しかも部屋によってデザインが異なるので、見ていて飽きません。
スルタンの私室には、なんと預言者ムハンマドの剣やメッカのカーバ神殿の鍵まであります。
イスラーム教において、非常に貴重なものが多く展示されていて、これはすごい…。
ムスリムでなくても必見です。
また、宝物館にもこれまた貴重なものがたくさん展示されています。
世界有数の大きさのダイヤモンドがあったり、世界最大のエメラルドがあったりと、展示品のレベルが高すぎます。
宮殿の奥にあるバグダット・キョシュキュからは、イスタンブールを一望できます。
最高のロケーションに陣取ったことがよくわかります。
ちなみに、トルコの物価は日本やイギリスと比べるとずっと安いですが、こういった観光地の入場料等は一丁前の値段を取ります。
しかもつい最近全国的に値上がりしたらしく、どこのチケットにも修正された値段シールが貼られています。
街中で見つけた世界の主要都市の方向
夜はシーシャ!
中心地は観光客が多く、物価は高い
ライトアップされたアヤソフィア宮殿
その後は、イスタンブールで現存する最古のビザンツ建築であるキュチュック・アヤソフィア・ジャーミィやソクルル・メフメットパシャ・ジャーミィを回りつつ、街をブラブラ。
夜は同じくイスタンブールに旅行できているSOASの友達と合流して、一緒にご飯を食べました。
裏通りの少しトルコの庶民的な雰囲気が漂うカフェへ。
料理も美味しく、店員さんも楽しくて、気づけば4時間以上居座っていました。
お店に入るとテーブルにトルコのボードゲーム(名前は忘れました 笑)が置いてあります。
街中でよくおじさんたちがチャイを飲みながら興じている姿をよく見ていたので、僕たちは興味津々。
店員さんにルール教えてと頼むと、仕事そっちのけで教えてくれました!
挙句の果てに、他の店員さんにボードを取り上げられてしまいましたが 笑。
とりあえず食事をしてから、シーシャを吸いながらゲーム再開です。
本当に店員さんがフレンドリーで、ちょいちょいアドバイスくれたりと、参戦してくれました。
稼ぎ時なんだから仕事しろよって感じですが…。
これハマります、トルコに行った際はぜひチャレンジしてください!
料理を食べて、ビール飲んで、デザート頼んで、シーシャ吸って、ゲームまでやって、これで2000円いかないんだから、トルコは最高。
ロンドンだったら、まあまあの味の料理をまあまあの量食べるだけで、これくらいかかりますからね。
あー、楽しかった!
ゼイレック・ジャーミィ
途中大型犬に追いかけられて怖かった…汗
コンスタンティノープル世界総主教座の建物は迫力があります
【4日目】
ついに来てしまった最終日。
翌日からは現実に引き戻されるわけです…。
メインの見所はだいぶ回り終えていたので、金閣湾方面へ行ってみました。
例のごとく1時間以上歩いて行ったのですが、不運なことに最初の目的地ゼイレック・ジャーミィは中に入れず。
ビザンツ時代の修道院で、その後神学校として使われていた、世界遺産にも登録されている建物です。
気を取り直して、もう少し行った先にあるコンスタンティノープル世界総主教座へ。
しかし、こちらも中に入れず。
もう嫌になったので、中心部に戻ることにしました。
グランド・バザールはあらゆる「ブランド」商品を取り揃えています
自転車屋で埋め尽くされた地下道
ご飯にEFESは欠かせません
その後は、グランド・バザールでショッピングです。
宝石屋、服屋、お菓子屋などなど様々なお店が軒を連ねて、観光客や地元の人でごった返しています。
トルコの通貨も結構残っていたので、春夏用の服を買うことにしました。
もうとにかく色々なブランドが売られています。
しかも値切れて、かなりお買い得!
例えば、僕の買ったPOLOのズボンとTOMMYの靴は、どちらもたった2500円。
さあ、お気づきですね。
彼らは本物だと言い張りますが、偽物なのです(たぶん)。
タグを見れば一目でわかります。
TOMMY靴なんかMade in Italyって書いてありましたが、絶対ウソです 笑。
他の商品はだいたいMade in Turkeyで、店員たちは「Made in ChinaじゃなくてTurkeyだから高品質だよ」なんて言ってきますが、いやいや中国産もトルコ産も変わらないと思いますよ。
どれくらいでダメになるのか楽しみですね 笑。
ちなみに、靴下とかインナーシャツなど実用的なのもちゃんと買いましたよ!
ここで気づいたんですが、イスタンブールの若者もよくここで服を買うのでしょう。
やけにGAPのパーカーとか、POLOのシャツとか、同じようなブランドで、同じようなデザインの服を着ているなーと思っていたのですが、全部ここで売られていました 笑。
まあ、パッと見だと本物と偽物の見分けはつかないですからね。

そんなこんなで、最後の最後までトルコは楽しめました!
いよいよ帰国でです…。

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2014-06-01

イズミル・エフェス観光

イズミル市内を一望
バスマーネ駅
今回泊まったのは、市の中心部バスマーネ駅のすぐ近くです。
久々の個室で、のんびりとくつろぐことができました。
イズミルはエーゲ海に面するトルコ第3の都市で、どことなくヨーロッパの雰囲気も漂う街です。
ホテルの値段は全体的に高めなのですが、物価は意外と安くて、食事も買い物も思う存分楽しめます。
エフェスへは鉄道で
セルチュク駅
【1日目】
イズミル自体には有名な観光名所は少ないのですが、周辺にいくつか観光地があります。
そのうちの1つが、古代ギリシア・ローマ時代の遺跡が残るエフェス。
イズミルからは、バスと電車が出ていますが、せっかく鉄道駅の近くに泊まっているので、僕は後者を選択。
イズミルのバスマーネ駅から、エフェス観光の拠点セルチュク駅まで約1時間20分。
電車はバスよりも安いですが、比較的新しくて快適です。
ただただひたすら歩きます
駅からエフェス遺跡の入口までは約4km。
バスも出ているのですが、僕は歩くことにしてみました。
4kmって意外と遠いものですね…。
田舎道を観光バスに追い抜かれながらひたすら歩くこと40分、ようやくチケット売り場に到着です。
遺跡自体も2kmほどにわたっているので、またさらに歩かなければいけません。
前日に訪れたパムッカレのヒエラポリスもすごかったですが、エフェスは規模・保存状態でそれを上回ります。
大劇場
ローマ遺跡で必ず見る大通り
娼館の広告
図書館
入ってしばらく行った所にあるのが、2万4000人を収容できたという大劇場。
いまでもコンサートなどで使われているとか。
さらに奥に入った所に、おそらくこの遺跡で1番人気(?)の娼館があります。
その少し手前の通りには、娼館の広告まで残っていて、多くの観光客が集まっていました。
しかも、この建物、大通りが交差する超絶好のロケーションに建っていて、かなり儲かっていたんだろうと思います。
そんな大昔から売春宿なんてあったのかと思いつつ、今も昔もおじさん方は変わらないんですね… 笑。
そういえば学校で扱う古文もそうですが、現代ではくだらないようなものも、時を経るとこうやって価値が見出されるわけで、なんだか変な感じです。
その周辺には立派な図書館や公衆トイレもあります。
トイレなんか、壁さえつけてしまえば、いまでも使えそう!
こうしてきれいな状態で保存された遺跡を見ていると、昔の人たちの暮らしが想像できて面白いものです。
帰る途中で見かけた遺跡
セルチュク城
セルチュク駅
帰ったらライス・プディング!
さてさて、遺跡をじっくり見て回ると、入ってきたゲートとは反対側に出ます。
そうです、往路よりもさらーに長く歩かなければならないのです。
迷子になったんではないかとビクビクしながらも、ひたすら田舎道を歩いて駅へと向かいます。
歩くこと1時間以上…。
無事に駅に着き、イズミルへと戻ることができました。
いったい何歩歩いたことか。
だいぶ疲れたので、ぐっすり眠れそうです。
この野菜が原因か!?
【2日目】
ぐっすり眠れるはずだったのですが、夜中に腹痛で目が覚めます。
どうやら夕飯に食べた生野菜が当たってしまったようです。
トルコの衛生状態は悪くなく、完全に油断していました…。
おかげで午前中はベッドとトイレの往復で、出かけることができず、午後イズミル市内を回りました。
これでまたお腹がたくましくなったとポジティブに考えることにします。
ジェムフリエット広場の像
ヤシの木も結構あって南国風
海に面するイズミルには、ジェムフリエット広場のような広場が海沿いにあって、海を眺めながらゆっくりすることができます。
海のある街ってやっぱりいいですね。
古代アゴラ
クズララース・ハヌ
中はこんな感じ
バザールはいつも人で賑わっています
その後はまたもやローマ遺跡です。
いまや大都市で、たくさんの建物が建つ中、ぽつんと古代アゴラが見えてきます。
規模こそ大きくはないものの、立派な建造物で、見る価値はあります。
あの世界史に登場する人物で最も名前の長い、五賢帝の1人マルクス・アウレリウス・アントニヌスによって再建されたことで有名だそうです。
バザールを通り抜けて、コナック広場の時計台へと向かいます。
市場は平日であるにもかかわらず、多くの人で賑わっていました。
途中、オスマン朝建築のクズララース・ハヌもあります。
時計台のある広場
こういう生活感あふれるとこがいいですね
時計台自体は小さくてそれほど面白みはないので、そのまま次のカディフェカレ城塞跡へ。
目的は要塞ではなく、そこからの景色。
小高い丘の上に位置するので、イズミルを一望することができます。
バスもあるのですが、例のごとく僕は坂道を歩き続けました。
観光客もほとんど通らない住宅街を抜けていきます。
生活感があって、こういう裏側を歩くのも楽しいものです。
ちょうど夕方前ということもあり、地元の子供たちが元気に遊んでいました。
彼らは人懐っこくて、カメラで写真撮ってくれと近寄ってきます。
そうそうトルコの人たちって、本当によく話しかけてきてくれます(都市部では客引きもよくいますが、多くはお金とか関係なしに)。
しかも、彼らのほとんどが僕を中国人や韓国人ではなく、日本人だと見分けられているから感心。
街を歩いていると、次から次と声をかけられて、本当はみんなと話したいのですが、トルコ語話せないし、時間もないので、軽く挨拶だけして通り過ぎます。
アルジェリアもそうでしたが、なんかアラブ系の人って、人懐っこいというか、すぐに仲良くなれるような印象を持っています。
カディフェカレ城要塞
絶景を眺めながらのチャイは格別!
オレンジ感がいい
何より海があるのがいい
変な高層ビルもありました
さてさて、ようやく要塞に到着。
眼下にはきれいな街並みと海が広がります。
近くで見ると決してきれいとは言い難いですが、こうして遠くから眺めると、オレンジ色がかった街並みと海の青とのコントラストが映えます。
近くのカフェでチャイを飲みながら景色を眺めてしばらく黄昏ていました 笑。
トルコの人にとって欠かすことのできないチャイ。
道端でも、服屋さんでも、ホステルでも、バスでも、どこに行ってもみんな飲んでいます。
美味しいし、値段も100円以下とお手頃なので、僕もトルコに来て以来、毎日3杯は飲んでいますね。
イズミル市内へ
トルコのバターライス(?)はまりました
夕飯を食べて、イスタンブール行の夜行バスまで、ロビーでレポートでもやろうとホテルへ戻りました。
すると英語がそこそこ話せるご近所さん(ホテルのスタッフが全く英語できなかったので通訳をしてもらっていました)に捕まり、2時間近く話してしまいました。
話題は専ら宗教について。
イスラーム教徒からすると僕のような無宗教は理解しづらいらしく、ムスリムの友達にはよく質問攻めにされるので慣れたものです 笑。
同時に僕にとっては、ムスリムの人がどういう考え方をしているのか理解できる貴重な機会です。
たいてい彼らは僕を説き伏せるために、地球や人類の起源について語ります。
簡単にまとめると、彼らからすれば、これらを人間は説明できないから神様はいる。
僕は僕で、いまの知識や技術では完全にできなくとも、将来いずれ科学的に解明される。
宗教を信じる者と信じれぬ者の議論は平行線で終わりが見えません 笑。
でも、彼らの理論にも一理あると思うんです。
やっぱり生きているうちに、科学や理論では説明できないことってあって、神様を信じる気持ちも。
それを伝えて、ただ僕は特定の神様を信じることができないだけで、何かと気別な存在のようなものはあるのかなとは思います(つまり完全な無神論者ではない)、と言うとほんの少しだけ納得してくれます。
うーん、宗教の話って難しい。
でも、批判や中傷ではなく、素直に対話すれば、ムスリムだろうと、クリスチャンだろうと、無宗教であろうと、少しはお互いのこと分かれるのではないかと感じます。
トルコはアルコールも豚肉も普通に街中で見るし、スカーフをする女性も少数で、見た感じイスラームの雰囲気はとても薄いです。
このご近所さんも、1日5回のお祈りは全くやらないし、モスクに行くのも月に1回程度だし、ラマダンの断食もしないのだとか。
それでも心の中では神様を信仰していて、しっかりムスリムの面もあったので安心しました 笑。
話していたら出発の時間に。
レポートはできませんでしたが、有意義な時間でした。

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